ふん尿処理は敷料を混合して堆肥化したものを三浦半島の野菜農家に販売販売している。 敷料には安い廃材チップを使用しコスト低減を図っている。露地野菜の産地である三浦半島という地域の中での効率的な堆肥販売は地域の野菜農家にも喜ばれ、販売単価は1立米当り2,000円で、経営的にも収益向上のための重要な収入源になっている。最近では家庭菜園を行っている地域住民にも好評である。
現状のままの堆肥生産・販売体制が継続すれば問題はないが、最近は環境に配慮した循環型農業ということで、耕種農家が自ら生ゴミを堆肥化するケースも出てきている。特に都市近郊では無料で大量に生ゴミが収集できるためこのようなケースが増えると、堆肥販売に少なからず影響を及ぼすことが懸念される。
畜舎周辺はいつもきれいに整理整頓されており、緑に囲まれ、四季おりおりの花が咲いている。 三浦半島酪連においても草花の種子や球根を組合員に配布して組合員全員で環境美化に取り組んでいる。 いわゆる牛の給食センターで、効果はすぐに現れて各生産者の肉質や等級、枝肉重量等が向上・安定している。