経営の歩み

 ■ 経営・活動の推移

年 次

作目構成

頭(羽)数

経営および活動の推移

S34年

S42年

 

S48年

 

 

S52年

 

S56年

S58年

 

S60年

 

 

 

H 4年

 

 

 

H 9年

H11年

 

H12年

H14年

H16年

搾乳牛

搾乳牛

乳用種

乳用種

交雑種

黒毛和種

 

 

 

 

 

黒毛和種

交雑種

乳用種

繁殖和牛

黒毛和種

交雑種

繁殖和牛

 

 

黒毛和種

繁殖和牛

 

 

黒毛和種

1頭

20頭

10頭

50頭

10頭

5頭

 

 

 

 

 

15頭

15頭

68頭

5頭

50頭

50頭

15頭

 

 

150頭

25頭

 

 

140頭

就農

乳肉複合経営開始

 

肥育専門経営に転換

「葉山町肥育組合」を結成し、地域の肉牛つくりを推進

葉山町堆肥利用組合発足

神奈川県肉牛振興会発足

葉山牛銘柄化

神奈川県肉牛振興会の名称を神奈川県肥育技術研究会に変更、会長に就任

三浦葉山牛銘柄化

 

 

和牛繁殖導入開始

牛舎移転

「緑白授有効章」受賞

三浦飼料用資源利用組合発足(給食センター)

牧場直営レストラン「角車」開店

全頭和牛肥育に移行

 

 

導入貸付事業開始

繁殖部門撤退

  ■ 現在までの先駆・特徴的な取り組み

経営・活動の推移のなかで先駆的な取り組みや他の経営にも参考になる特徴的な取り組み等

取り組んだ動機、背景や取り組みの実施・実現にあたって工夫した点、外部から受けた支援等

葉山町肥育組合の発足
葉山牛銘柄化
三浦葉山牛銘柄化
牧場直営レストラン開店

丹精こめて生産したおいしい牛肉を消費者に食べて欲しいという考えから葉山町で肥育組合を結成し、全国的にもめずらしい生産者主体のブランド「三浦葉山牛」の確立に至っている。
長年ブランドの確立に努力してきた裏には都市近郊という立地条件におかれた畜産の厳しい状況がある。そのような状況で肥育経営を維持するには少数精鋭で土地生産性をいかに高くするかが永遠の課題である。 ブランドの確立は今後も経営維持向上に必要不可欠な取組みである。

三浦飼料用資源利用組合の発足

一方、都市近郊という条件をいかし食品副産物の利用に積極的に取り組んだ。長年の経験と努力で粕類を配合した飼料で高品質牛肉生産が可能となり、そのノウハウをおしみなく伝え、 給食センター統一飼料による組合員全体の肥育技術レベルアップに貢献した。

神奈川県肉牛肥育技術研究会発足

当時は生体取引があたりまえであったがこれからは枝肉の中身で勝負する時代だと考え、横浜食肉市場に出荷するようになった。 血統情報や個々の肥育データについてオープンで、定期的に枝肉の研究会や共励会を開催し、時には自分達で枝肉を買い取り試食するなど、 肥育に関する知識・技術をお互いに高めあって県内全体の肥育技術のレベルアップにつながっている。

貸付事業 素畜費は経費の大半を占め、肥育もと牛頭数の増頭は大変困難である。特に最近のもと牛価格の高騰により経営的に厳しい状況が続いているが、 三浦半島酪連(三浦葉山牛の母体)ではBSE発生前からこの点に頭を悩ませていた。そこで増頭をめざして、H12年に組合員全員で連帯保証人となりよこすか葉山農協から借入れをして、 肥育もと牛の導入に対する貸付事業をスタートした。今年で6年目となるが、この貸付事業によって年間60頭の三浦葉山牛候補が導入されている。

優秀畜産表彰トップへ
(社)神奈川県畜産会 2005