■ 今後の目指す方向性と課題

■ 経営者自身の考える事項
(1)生産コストの低減化を図りたい。

市内等から調達できる未利用資源及び、これを原料とした残渣飼料の入手量を多くし、肥育豚に対する給与量を多くし飼料費を安くし、生産コストの低減化を図り諸外国に対抗できる養豚経営を目指したい。

(2)質の高い労働力を確保したい。

狭い敷地での多頭飼育のために精密管理が要求され、質の高い労働力の確保が必須となっていることから、県内の農学系大学との交流により、社員として採用方向を模索している。

(3)トレーサビリティシステム導入を検討している。

現在、県内の同業者と取り組んでいる県畜産技術センターが生産している系統豚「ユメカナエル」を基礎豚にしたもので作出した豚肉でのトレーサビリティシステムの導入を検討している。

(4)臭気対策の確立を推進する。

ここ数年で豚舎周囲に多くの住宅が建設され、将来の養豚経営の継続には欠かすことの出来ない課題となっている。現在でも様々な対応策を実施しているが、今後はこの分野の先端的技術を持っている企業との共同研究開発を模索している。

今後の方針

 ◆ 繁殖素豚の基地の強化

 ◆ 高品質の豚肉生産

 ◆ 環境対策

 ◆ 食育・消費者との交流

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(社)神奈川県畜産会 2005