■ 環境保全対策

■ 家畜排せつ物の処理・利用方法と周辺環境の維持

家畜排せつ物の処理・利用において特徴的な点

分娩舎、子豚舎、肥育舎のふん尿の全量は公共下水道に放流している。
肥育舎の一部は豚房内をスノコ下に除糞スクレパーを装置し、尿については公共下水道に放流し、回収した糞は自己資金及び仲間との共同で導入した2基のコンポストで発酵乾燥させ堆肥化をし、その堆肥は農協を通じて販売し、一部は近隣の野菜及び造園業に販売して大変に喜ばれている。

(道路面の下水道) (敷地内の下水道) (堆肥化施設)
家畜排せつ物の処理・利用における課題
  • 野菜栽培の不需要期である1月から2月頃にかけては堆肥流通が少なくなり、ストック量が増えることがある。
  • 共同化により設置したプラント設置場所が豚舎から離れているために糞運搬及び機械管理運転等の効率が良くない。
  • スノコ下に除糞スクレパーを装置している豚舎ではスクレパー自体の老朽化が著しく、修理等で手間がかかっている。
畜舎周辺の環境美化に関する取り組み
  • 地域は植木及び野菜農家も多く堆肥販売等の交流を図りつつ、豚舎周囲の植採の樹種選定及び配置等についてもアドバイスを受けながら、周囲の環境美化を進めている。
  • 行政及び団体の美化推進コンクール等にも積極的に参画し、社員の意識の啓蒙を図りつつ、年間を通じて様々な花の観賞が出来るように配慮している。
  • 事務所周辺の環境美化を進めるため、パート雇用を中心とし、環境美化を重点的に行っている。
  • 周辺には鉢物農家もあり、「季節の花」のプランター作りの実技指導を受けながら、畜舎や事務所の周辺への環境美化に努めている。
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(社)神奈川県畜産会 2005