■ 受益者等の声 評価・要望

氏  名 所属・属性 声(評価)

A農場

グループ 構成員

常に消費者の立場に立って考える、安全で柔らかくコクのある豚肉を定時、定量、定質の3原則を念頭におき生産に励んできました。 全農県本部や各農協、指導機関の暖かいご理解とご協力による強力なご支援で立派なグループに成長しました。

 やまゆりポークの生産者協議会が発足し10年となり、この間に後継者が育ち、グループの皆様方の面倒見の良さに暖かい心と、厳しい経営姿勢、現状に決して満足しない向上心を持った素晴らしいグループの皆様に囲まれて、後継者を育てて頂いていることに深く感謝します。

H農場 グループ 構成員

市場に出回る豚肉の多くが銘柄豚という現状の中で、名実共にその頂点を目指す「やまゆりポーク」これは先輩方の努力と日々の精進の賜と思います。

  毎月の勉強会やデータの交換、それをもとに、今市場ではどのような豚が評価され、消費者が何を望んでいるかを検討し、限りなく前進する仲間達とそれを指導する関係機関の協力があります。これは若者にやる気を起こさせる絶好のフィールドであります。

  「やまゆりポーク」のグループに参加して11年になり、グループに参加しなければ今日のやり甲斐も生まれていなかった、と感謝の日々を送っています。

堀与志美 神奈川県
畜産技術センター
普及指導員

「やまゆりポーク」の生産グループは、神奈川県と云う都市化の中の狭い地域で、「経営を継続し、如何に後継者を育成し、技術を伝承していくか」の命題に果敢に挑戦してきた、県内でも優秀な生産集団である。

神奈川県内の養豚経営は、規模拡大が困難な状況にあることから、地域の経営者全体の利益を確保するためには、消費地に立地すると云う有利な条件を活かし、「消費者に、生産者の顔の見える、高品質の豚肉を生産することが必要であること」をいち早く考え、ブランド化に取り組んできた。

ブランド豚肉として有名となった「やまゆりポーク」は、その努力の成果であり、その後の神奈川県における豚肉ブランド化の先駆けとして、地域の養豚経営をリードしてきた。また、グループは毎月の勉強会や豚肉の評価技術の「目」を養うための肉豚共進会、更に、「やまゆりポーク」のPRのため、販売店に出向きPR活動を通じて、消費者の動向、意見聴取するなど販売活動も熱心に行われており、グループ全体が活気に満ちあふれた活動をしている。

もちろん、グループがここまで成長する過程では、 JA全農神奈川県本部や地域農協の営農指導員、県行政機関、普及組織等の強力な指導があってのことである。 
グループ参加農家は、近隣耕種農家との堆肥流通もスムーズに行われ、環境に配慮した経営が続けられており、これからの都市の中での養豚経営のモデルとなる農家集団であり、地域の養豚振興に大いに貢献していることは、高く評価される。


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(社)神奈川県畜産会 2005