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平成21年6月号(第582号)

県の行政システム改革の一環として進められていた家畜保健衛生所の組織再編と、これに伴う新庁舎の建設が順調に進み、平成二十一年五月十二日(火)、県央家畜保健衛生所の新庁舎の落成式が挙行されました。
県からは、松沢知事をはじめ、環境農政部長、県央地域県政総合センター所長他が出席し、また、来賓として、議会から榎本県議会議長、環境農政常任委員会飯田委員長はじめとした常任委員の方々、また、地元の内野海老名市長、更には各市町村、関係機関、団体等、多数の方の出席のもと粛々と開催されました。
主催者を代表して知事から、地元をはじめ、多方面の多くの関係者の協力により家畜保健衛生所が完成したことに対する謝辞があり畜産農家、関係団体、一般県民等から信頼される家畜保健衛生所として期待に応えていきたいとの挨拶がありました。
引き続き榎本県会議長、内野市長、また、関係団体を代表して、畜産会より祝辞が述べられました。
その後、安藤県央家畜保健衛生所長から施設についての概要説明があり、テープカットが行われました。
式典終了後施設見学も行われ、折から新型インフルエンザの感染が広がりを見せる中で、畜産を巡る周辺環境は厳しさを増す一方であり、家畜保健衛生所に対し、更に一層、活躍していただくことを切に願うとともに、新たな家畜保健衛生所に対する期待感が広く寄せられました。
(総務部)

平成二十一年五月十四日(木)、ホテルキャメロットジャパンで神奈川県養鶏協会の総会並びに日本鶏卵生産者協会神奈川県支部の通常総会が開催されました。
養鶏協会の総会で角田会長は、挨拶の中で二十年度は新たに県卵業協会との共催で鶏卵消費促進イベントとして、神奈川県トリ研究会(後継者のあつまり)が主体となって「たまたまフェスタ」を四回実施したことに触れ、地産地消の推進に大いに役立ったものと述べられた。
また、過日、県央家畜保健衛生所の落成式に出席し、新庁舎が立派に

できあがり、内部の施設、機器等も整備されたので、あとは衛生の危機管理の徹底を図る中で、生産現場との効率的、効果的連携をいかにとるかが問題であると指摘された。
提案議案はすべて原案のとおり承認され、二十一年度事業の着実な推進が確認された。
関谷県畜産課畜産振興班長の来賓挨拶に続き、顧問の福田峰之衆議院議員が挨拶された。
先生は、都市の中でのメリットを最大限に生かす中で、経営の安定的持続をサポートしたいと述べられ、現在、委員会の中で都市税制について積極的に、農水、財務、総務省等と議論を重ねていることを紹介した。養鶏にとどまらず本県畜産の継続には大変大切で、重要であることから先生の更なるご活躍を期待いたしたいと思います。
(総務部)

神奈川県肉牛肥育技術研究会として三十一回の総会が開催されてきましたが、神奈川県肉牛経営者協議会と改称した第一回目の総会が五月一日(金)、JAあつぎ本所で開催されました。
青木会長の挨拶に続き、議案の審議に移り、原案通りすべて可決され
ました。
事業方針として、厳しい経営状況の中で、情報交換を密にし、消費者ニーズにマッチしたより安心・安全な高品質牛肉の生産と販売、都市近郊の有利性を活かした低コスト化、酪農家との連携による受精卵移植を活用した肥育素牛の確保等に積極的に取り組み、経営の安定、生産性の向上に努めることが確認されました。
総会終了後、畜産会が実施している肉牛関係事業の説明、また、県畜産課から受精卵関係の新規事業の説明がありました。
また、午後からは、全農ミートフーズ株式会社、首都圏西部支所長 中村哲也氏による「最近の牛肉情勢について」と題する講演がありました。
(総務部)

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新型インフルエンザへ の適切な対応と風評被 害の防止について |
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平成二十一年五月十六日に、関西地方で新型インフルエンザの国内初感染が確認され、二十日以降は関東でも感染者が確認されるなど、感染者数が増加しております。神奈川県では知事が緊急アピールを発信するとともに、危機管理対策本部会を開催するとともに、様々な対策を実施しています。最新で正確な情報については、県のホームページに随時掲載しています。皆様には正確な情報をもとに、冷静な対応をお願いします。
【予防について】
畜産農家の皆さんは、県民の生活に不可欠である食料を生産するという重責を担っています。まず第一に、ご自身やご家族、農場従業員の健康の確保に努めてください。そのためには次のことに留意してください。
○感染予防のため、マスク着用や手洗い・うがい、人混みを避ける等の日常的な予防策が重要です。
○海外の流行地から帰国された方はもちろん、渡航歴が無くてもインフ
ルエンザ様症状(発熱、せき、倦怠感等)がある方は、すぐに医療機関を受診せず、県保健福祉事務所や横浜市・川崎市・横須賀市・藤沢市・相模原市の保健所の発熱相談センターに電話で相談してください。
○さらに、海外の流行地などへの不要不急な渡航を避けることを検討してください。
【風評被害の防止について】
最初の頃は「豚インフルエンザ」と報道されていたので、風評等が大変心配されました。畜産農家の皆さんは、専門家として次の点を理解していただき、消費者に対しても冷静な対応をしてください。
○インフルエンザは呼吸器を介して感染し、食品を食べることで感染はしません。従って、豚肉や豚肉加工品を食べることで感染することはありません。
○ウィルスは、生きている動植物の細胞内に入り込んではじめて増殖します。万一肉にウィルスが付着しても、肉の状態では増殖しません。またウィルスは熱に弱いので、加熱調理で容易に死滅すること、胃酸で不活化される可能性が高いことで、豚肉は「安全」です。
家畜の健康相談については、家畜保健衛生所にお問い合わせください。なお、今回の新型インフルエンザの流行にかかわらず、家畜の飼養管理等、家畜に接触した場合は、手洗い・うがい等を習慣づけてください。
なお農場においては、これまで同様家畜保健衛生所の指導のもと、飼養衛生管理基準を遵守し、防疫体制の徹底をお願いいたします。
今後も、家畜の健康を守り、安全で高品質な畜産物の生産をお願いします。
(畜産課・関谷)

『平成二十一年一月〜三月(第4四半期)の補てん金単価』
この度、平成二十一年一月〜三月に係る四半期分の平均推定所得(全国平均値)の算定結果が農畜産業振興機構より公表されました。
◎四半期平均推定所得
肉専用種 ▲五四、〇六六円
交雑種 ▲九二、〇七六円
乳用種 ▲一九、八一三円
これに基づき、肥育牛一頭当たりの肥育牛補てん金単価(マルキン事業)及び肥育牛特別補てん金(補完マルキン事業)を設定したところ、品種区分ごとに以下のとおりです。
◎肥育牛補てん金単価(マルキン事業)
肉専用種 五九、五〇〇円
交雑種 三三、〇〇〇円
乳用種 二二、七〇〇円
◎肥育牛特別補てん金単価(補完マルキン事業)
肉専用種 三二、四〇〇円
交雑種 五五、二〇〇円
乳用種 一一、八〇〇円
それぞれの補てん金は、一月〜三月販売頭数に対して六月三十日に交付します。今回の補てん金交付対象頭数三八〇頭、交付金額合計三三、八一五、五〇〇円
(経営指導部 倉迫)

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肉用子牛生産者補給金制度 〜乳用種に生産者補 給金が交付されます〜 |
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平成二十年度第4四半期(二十一年一〜三月)の指定肉用子牛の品種区分ごとの平均売買価格は次のとおりでした。
黒毛和種 三六八,八〇〇円
交雑種 二二七,七〇〇円
乳用種 九二,六〇〇円
乳用種は保証基準価格(一一六,
〇〇〇円)を下回りましたので、そ
の差額、二三,四〇〇円、の生産者補給金が交付されることになりました。
黒毛和種、交雑種は保証基準価格、合理化目標価格を共に上回っているので、生産者補給金の交付はありません。
((社)神奈川県肉用子牛価格安定基金協会)

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牛トレサ法とマルキン 事業の連携強化に伴う 販売報告の変更点! |
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(転入・転出の報告は忘れずに!)
平成十五年十二月一日に牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法(以下『牛トレサ法』という。)が施行されたことに伴い、マルキン事業においても、牛トレサ法との連携により事業を推進してきました。特に、平成十八年四月一日から、個体登録データの正確性の確保を図ることを目的に牛個体識別情報により、申込肥育牛の個体識別番号、生年月日、性別、品種、導入年月日及び飼養場所を確認できない場合には個体登録ができなくなりました。(県畜産会は全国統一電算処理システムにより転入日のマッチングによるチェックを行っています。)
しかし、契約肥育牛の販売については牛個体識別情報とのデータマッチングは実施していませんでした。今回の変更点は、平成二十一年度から販売に関するデータの正確性の確保を目的として転出日のマッチングが実施されることとなったことです。
これまでの個体登録申込時点で転入報告済みでないとマルキン事業に登録できないのと同様に販売についても転出報告が家畜改良センターに
出ていないと販売頭数にカウントされなくなりますのでご注意下さい。この変更は、平成二十一年四月一日より販売異動報告のあった契約肥育牛から適用されます。
(経営指導部 倉迫)

昨年度の肥育牛経営緊急支援強化事業(五千円事業)が拡充され平成二十一年度はステップ・アップ事業として予算化されました。
●二十年度事業との相違点
・肥育牛の早期出荷は、必須要件ではなくなりました。(取組要件の一つ)
・奨励金単価が変更になりました。五千円/頭が最大で一万七千円/頭
@ 飼料自給率や生産性向上の取組を行う場合の奨励金は五千円/頭を一万円/頭に引き上げ!
A さらに、環境問題や苦情発生抑制等の取組を行った場合に奨励金を七千円上乗せ!
B 合計で、出荷牛一頭最大一万七千円/頭!
●奨励金交付対象者
・マルキン事業加入者
・二十年度五千円事業参加者
(ただし、マルキンの補てん金交付対象となる牛のみの飼養管理者を除く)
・二十年度以降に肥育経営に新規就農した経営でマルキン事業に加入する者
・一定の取組を行うこと
●奨励金の交付を受けるための主な取組
【ステップ奨励金(一万円/頭】
@ 換気、防暑又は給餌の改善
A 新しい敷料の導入
B 害虫等の侵入防止又は人・車・資材の消毒
C エコフィード、農場副産物の活用
D 自給飼料の生産・活用
【アップ奨励金(七千円)】
@ 水質検査の実施
A 臭気検査の実施
B 消毒剤や脱臭剤等の活用
C 害虫駆除機器の導入等
D 専門業者による害虫駆除
E たい肥成分分析の実施
F 新規国産牛肉(子牛、イヤリングビーフ)の需要創出
G 肥育牛早期出荷の実施
●参加申込期間
平成二十一年六月一日〜
二十一年六月三十日
(経営指導部 倉迫)

スーパーマーケットで買い物中のお年寄りが転んだのを見た店員さんが「大丈夫ですか」と助け越しました。店内に流れた優しい声に心和らぐ思いでした。痛くは無いですか、立てますか、気持ちはしっかりしてますか等、本来の「大丈夫ですか」の言葉どおりでした。そのおばさんがお金を払う時、会計係りの店員さんは「レジ袋ダイジョブですか」と尋ねていました。(レジブクロ)の部分を聞きあぐねたのでしょうか「ハイ私は大丈夫です」と応えていました。現代の若者言葉では、足りない物は?必要な物は無いか等を尋ねるのも「ダイジョブですか」です。意味が通じなかったと思った店員さんは「エコバッグ、ダイジョブですか」と問いなおしていました。
エコバッグとは?(エコ=エコロジイ=環境保護のバッグ=袋)使い捨てのレジ袋を無くすために各自で用意すべき買い物袋のこと。公的機関からその啓発指導のために配布された袋は化学繊維製の手提げ袋でした。個人が用意すべき袋を、税金を使って用意させるとは、エコではなくてエゴ(ego)ではないでしょうか。こんな事で環境保護はダイジョブなのかな。
市役所から定額給付金の連絡が来ました。この給付金は生活にお困りの方の生活支援のために考えたもので、当初、金持ちは貰わない筈のお
金。生活支援金として発足したと思っていました。生活に困らない金持ちが貰うのは道理に悖る。「矜持の問題である」と言っていたのに、いつの間にか皆貰って直ぐ使え。金を使って景気を浮揚させるための経済活性化資金となったようです。
でも、金の支給方法は銀行口座へ振り込みになりました。役所の窓口で現金を頂ければ、その帰り道で、今日は懐が温かいからアイスクリームでも、美味しいソーセージでも、卵も、高級牛肉をたまには買っちゃおうか、となるのが庶民の人情というもの。それを口座に振り込まれたんじゃ、振り込め詐欺みたいなもんだよ。「すぐに現金化して景気浮揚のために貢献しろ」と言われてもさ。
貰ったお金の元を正せば我々の払った税金。役所や金融機関を介して金を往復させているだけのこと。エコも生活支援も景気対策も こんなことでダイジョブかな?
大丈夫じゃないさ。
(忠九朗)

シンバイオティクス を用いた乳用子牛の 哺育管理技術の開発 |
●はじめに
代用乳や人工乳などの子牛用飼料には、発育促進を目的とした抗菌性飼料添加物が添加されています。しかし、抗菌性飼料添加物の使用により薬剤耐性菌や腸内細菌のバランスを乱すことなどが心配されることから、欧州では成長促進を目的とした使用が禁止されています。また、社会全体として安全性の高い食品の提供が求められていることから、抗菌性飼料添加物の使用を減らした家畜の飼養管理技術の確立が期待されています。
今回は、子牛の免疫の向上や整腸作用による発育促進が期待されるシンバイオティクスを利用した乳用子牛哺育管理技術について、当センターが(独)畜産草地研究所、民間企業、千葉、愛知、石川、茨城、富山
表1 哺乳期の下痢がその後の発育に及ぼす影響
| 項目 |
下痢発生群 |
無発生群 |
子牛の頭数
13週までの日増体量(g)
初産分娩時の体重(kg) |
19
647
537 |
a |
77
698
548 |
b |
| ※a,b間に統計学的に有意な差あり |
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表2 シンバイオティクスを投与した子牛の発育
| 試験区 |
無添加区 |
シンバイオ区 |
| 試験頭数 |
19 |
18 |
| 体重(kg) |
生時 |
40.5 |
42.2 |
| 離乳時 |
68.5 |
69.4 |
| 13週齢 |
107.0 |
112.4 |
| DG(kg) |
離乳前 |
0.62 |
0.59 |
| 離乳後 |
0.89 |
1.01 |
| 全期間 |
0.73 |
0.78 |
| 哺乳日数 |
46.0 |
47.0 |
|
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と連携して取り組んでいる内容を紹介します。
●哺育期の下痢と発育
哺育期の子牛は、免疫機能や給与飼料等が大きく変化するために、下痢等の疾病の発生が依然として多く、これがその後の発育や損耗に大きな影響を及ぼしています。哺乳期の下痢の影響を確認するために、共同試験を実施した各研究機関の過去の下痢の発生と発育の関係について調査してみました。その結果、表1に示すとおり、13週齢までの子牛(96頭)のうち約19%(17頭)に下痢の発生があり、13週齢までの日増体量は下痢発生群が647g、無発生群が698gとなり、下痢の発生により子牛の発育が有意に低下していることがわかりました。また、これらの牛の初産分娩時の体重は537kgと548kgであり、有意な差ではありませんが哺育期の下痢が初産分娩時の体重にま
で影響を及ぼす可能性のあることが推察されました。
●シンバイオティクスとは
免疫機能の向上と整腸作用による発育促進を期待して、腸内細菌叢を改善し有益な作用をもたらす微生物(プロバイオティクス)や有用微生物の増殖を促進する成分(プレバイオティクス)を家畜に給与することが試みられています。代表的なプロバイオティクスが乳酸菌であり、プレバイオティクスがオリゴ糖です。これらの物質が効果を発揮するためには、胃液などで消化されずに腸内に届き、投与した乳酸菌が利用できるオリゴ糖が同時に腸内に存在することが必要です。この条件を満たすプレバイオティクスとプロバイオティクスの組み合わせが『シンバイオティクス』と呼ばれています。今回の共同研究では、デキストランオリゴ糖と、これを選択的に利用する乳酸菌(L.casei subsp.casei)を組
み合わせたシンバイオティクスを哺育期の子牛に給与し、その効果を調査しました。
●腸内細菌叢への効果
出生直後から13週齢までシンバイオティクスを給与した子牛と無添加の子牛のふん中の乳酸菌数と大腸菌数を図2と図3に示しました。シンバイオティクスは、哺乳期間は生乳に混合し、離乳後は少量の水に混合して摂取させました。
妊娠中の胎児は子宮内で無菌状態で発育しますが、産道を通過する際に細菌に感染し、これが腸内細菌の棲み着く契機になります。そのため、今回の試験牛も生後まもなく腸内に多数の細菌が棲息していました。その後、シンバイオティクスを給与した子牛は、ふん中の乳酸菌数が無添加に比べて高く推移しています。また、ふん中の大腸菌数はシンバイオティクスを給与した子牛で減少する傾向が確認されました。この
ことから、シンバイオティクスの給与により子牛の腸内では有益菌である乳酸菌が増殖し、有害菌である大腸菌の増殖が抑えられたと考えられます。
●発育への効果
これらの子牛の発育を表2に示しました。哺乳量は日増体量400gに必要な量とし、人工乳と水は生後4日目から給与しました。離乳時期は人工乳の摂取量が日量800gを超えた日とし、離乳後から切断したチモシー乾草を給与しました。シンバイオティクスを給与した子牛は無添加の子牛に比べて13週齢の体重が5kg程度大きく、とくに離乳後の日増体量が高まることが確認されました。シンバイオティクスを給与した子牛では、腸内環境の改善により免疫機能や飼料の消化性が高まったことにより発育に良い影響が見られたものと考えられます。
●おわりに
今回の共同研究によりシンバイオティクスが子牛の腸内細菌叢の改善と発育の促進に効果があることが確認できました。しかし、生きた乳酸菌を腸内に届けるためには、シンバイオティクスの保存温度や、混合する生乳・代用乳の温度にも注意を払う必要があります。また、シンバイオティクスを給与しても下痢の発生が完全になくなることはなく、下痢の予防のためには飼養環境を衛生的に保つことや適正な飼料給与を行うことが最も重要なことに変わりはありません。
今回使用したシンバイオティクスは、乳酸菌とオリゴ糖を別々に梱包したものを給与時に混合するタイプのものでしたが、実際の飼養管理を想定して乳酸菌とオリゴ糖をあらかじめ混合したプレミックスタイプの製品についても試験を行っています。また、市販代用乳に添加した場合の効果や和牛子牛に利用した場合の効果についての調査も行っていますので、次の機会に紹介させていただきたいと思います。
(神奈川県畜産技術センター
畜産工学部 秋山 清)
この記事の詳細は、神奈川県畜産技術センターHP
研究情報&技術情報

6月になり梅雨の季節が近づいてきましたが、皆様のお宅の家畜達は元気ですか。
20年度牛は、4月上旬から放牧地へ出したところ、牛舎で上げ膳据え膳、昼寝付きの生活から自分で歩き回って青草を食べなければならなくなり、環境の変化に対応できず、4〜5月にかけて体重が増えなかった牛がみられました。牛達は5月に入りすっかり放牧地での生活に慣れ、太陽の下、青草をたっぷり食べ運動も十分で体がしぼれかつ体重も増えてきました。
21年度牛は、5月18日から本放牧をしています。どの牛も4月に入牧してきた時よりも体がしっかりし、個性も出てきており、今後、どのような牛になるのかこれからが楽しみです。
最近、いろいろなところで大野山牧場が紹介されています。神奈川新聞が5月1日に「乳牛の女子校」、2日に「遠足で牧場訪問 子牛と触れ合う」というタイトルで2日連続で記事にしてくださり皆様の牛達もアップで新聞に載りました。JAかながわ西湘bR2には「牛の放牧横目にハイキング」というタイトルで載せていただき、5月17日のテレビ神奈川の「かながわ旬菜ナビ」にも出演させていただきました。大野山が県民の皆様に認知され、取材される牧場になったんだと喜んでいるところです。
今年も4月29日、大野山開き式が大野山山頂の竜集権現で行われました。当日は、安全登山祈願の神事だけでなく地元の方々による牛乳の無料配布や地元の産物等の即売も行われ、大野山へ3,000名の人が足を運んでくださり、お昼時山頂は足の踏み場もない程でした。当日、大野山開きに先立ち、地元の共和地域振興会が何ヶ月もかけて作ってくださった駐車場から林の中を通って山頂まで行ける「大野山こもれび遊
歩道」の開通式も行われました。
本当に、大野山は乳牛の育成牧場として地元の方々だけでなく、県民の皆様にも慕われた牧場になってきたなと感じている今日この頃です。
(大野山乳牛育成牧場長 前田)


